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【海老名】気がつけばコーヒー

南森町氏がコーヒーについての複雑な思いを記した雑記を読んで、わたしはコーヒーが好きだなぁという文章書こうかしら、と思ったので書いてみます。

写真はお気に入りのグラス(大きめ)に水出しコーヒーのカフェオレを入れたところです。

 

子どもの頃から、紅茶よりコーヒーです。それはたぶん、親がコーヒーを飲む人だからでしょう。ちなみに、アイスクリームやソフトクリームは、物心ついた頃からチョコやバニラより断然抹茶を選びます。親は抹茶を飲みませんし、点てません。亡き祖父が趣味でたまに抹茶を点てて、それを幼稚園児の頃から飲んでいた記憶があります。ということは、抹茶を幼稚園に入る前の子どもに飲ませたのでしょうか。幼いわたしはそれを美味しいと思ったのでしょうか。謎です。

 

さて、コーヒーに話を戻します。ハンドドリップだったりコーヒーメーカーだったりでコーヒーを日常的に淹れる家だったので、確か幼稚園児の頃、飲んでみたいと意思表示をしておこぼれに預かります。もちろんブラックではなくて、牛乳のほうが多いほんのりコーヒー味くらいのものです。その前から苦いのに甘いコーヒー牛乳を飲んでいた気もします。すっかり気に入ったようで、だんだん牛乳の割合が低くなり、いつの頃からかコーヒー豆を使って淹れたものは基本的にブラックで飲むようになりました。

 

喫茶店のコーヒーならば、それはもちろんブラックで味わいます。とはいえ、深煎り豆になるのでしょうか、砂糖やミルクを入れた方が美味しいコーヒーもあるので、臨機応変に。ひと口ブラックで飲むと、砂糖とミルクの必要性がわかります。しかし、豆に対するこだわりは特にありません。単なるブレンドコーヒー以外がある、つまりはさまざまな産地の中から豆を選べるお店では、メニューの説明書きを読んで「内容が面白い・気になる」という理由で選ぶことが大半です。焙煎にも無頓着です。大雑把な感触として、ブラックで飲むなら、中煎りや中深煎りくらいかなぁと思います。

 

家で淹れるときも、スーパーで買ってきた180gで398円くらいの豆を使うことが多いです。たまに輸入食料品店で豆を買って、その場で挽いてもらうこともあります。道具はマグカップに載せるプラスチック製の3つ穴ドリッパーと紙のコーヒーフィルターです。電気ケトルからお湯を注いでしまいます。自分でとても美味しいコーヒーを淹れたいとは思わなくて、それは喫茶店に任せて、わたしはわたしが思うコーヒーの枠の中に入るものが淹れられればいいやという感じです。

最近はもっぱら、100円ショップで買ってきたボトルとお茶パックを使って、水出しコーヒー(コールドブリューコーヒー)を作ります。お茶パックにコーヒー豆を入れて、上からもう一枚お茶パックをかぶせ、ボトルに入れたら水道水を注いで、冷蔵庫で一晩置くだけです。普通のアイスコーヒーより、はるかに美味しいものが出来上がります。冬も水出しコーヒーを温めるほうが美味しいかもしれない…と思います。

 

インスタントコーヒーや缶コーヒーは、ざっくりと分けるならコーヒーですが、わたしの中でコーヒー豆で入れたコーヒーとは区別されています。手軽に飲めるコーヒー風飲み物みたいな感覚です。若干味が違うので、ブラックでは飲みません。でも、インスタントコーヒーに牛乳を入れたときの味や缶コーヒーの独特の甘くてミルキーな感じは好きです。

 

カフェインに強い体質のようで、子どもの頃からコーヒーを飲んだら眠れないとか、目が覚めるという話を信じられずにいます。コーヒーを飲もうが飲むまいが眠いものは眠いよ、と思います。正確に測っているわけではないのですが、1日に500ml以上を飲むこともあります。何ともなりません。吐き気もしないし、ちゃんと眠くなって、朝まで寝ます。

 

わたしにとってコーヒーは美味しい飲み物以上でも以下でもなく、眠気覚ましでもありません。情熱を注ぐ対象というよりは、家にいるぬいぐるみみたいな感じ、日常の癒しや彩りです。

コーヒーと書きすぎてゲシュタルト崩壊しそうなので、この辺で終わります。